新車購入・車選びのオートックワン
プレスルーム広告掲載会社概要利用規約メルマガ
トップページ 新車 中古車 買取 自動車保険 動画 カー用品 車検 リース カーライフ マイページ
新車見積新車見積自動車カタログ自動車カタログ新車発表会速報新車発表会速報新車試乗レポート新車試乗レポート新型車徹底解説新型車徹底解説新車特集企画新車特集企画売れ筋ランキング売れ筋ランキング

日産 フーガ新車試乗レポート
日産 フーガ
画像をクリックすると拡大してご覧になれます
日産
フーガ
車両本体価格/341万円〜493万円(消費税込)
Text:河村康彦
Photo:難波賢二
日産 フーガ 新車見積もり日産 フーガ 自動車カタログ
 

日産車に相応しい躍動感を巧みに演出

 
日産 フーガ フロントビュー
日産 フーガ リアビュー
 ひと昔前の日産車はと言えば、それは出るクルマ出るクルマが“てんでバラバラ”のデザインを備えていた。中には「結構良いかな」と思えるものも存在はしたが、一方で店頭に並ぶ前から「これじゃいくら何でも…」と目を瞑ってしまいたくなるようなものも少なくなかったものだ。要するに、そこでは“ニッサン車らしさ”などという統一感はまるで感じられなかった。そうした状況がしばらく続いた後、日産は未曾有の窮地へ突入する事になった……というのはご存知の通りのヒストリーである。

 そんな当時からすると、現在の“ニッサン・デザイン”は見違えるようにテーマが明快になっている。日産車が得意とするのはやはり『走り』であるはず。そしてこのフーガのエクステリアも、そんな日産車に相応しい躍動感というものを中々巧みに演じていると思う。ことさらに新しいという印象ではない。が、フロントマスクやCピラーの造形に「日産らしさ」を感じる事が出来る。大きな車輪が思い切り外側に張り出して位置決めされているのも力強さを演じるための重要なポイント。セダンなのにいかにも「走りそう」なイメージが強い。それがフーガの外観だ。
 
 
インテリアも「スポーティさの演出」がメイン・テーマ
 
日産 フーガ インテリア
日産 フーガ フロントシート
 フーガはやはりインテリアも「スポーティさの演出」がメイン・テーマ。いわゆるツインコクピット・タイプの前席は、高いセンターコンソールで左右のポジションが明確に分離されているのがFR車らしいポイント。丸型4連式のメーターもやはり“走り”をイメージさせるデザインだが、オレンジ色の透過照明は高級感という点では今ひとつの感も…。

 木目調やメタル調、ピアノ調などと、グレードによっていくつかの内装の仕様を選択出来るのが特徴ではあるものの、どうも前述の“調”の部分が目立ち気味となって、どこか本物感が物足りないのはこのクルマのインテリアのウイークポイント。端的に言うと、クラウンやレジェンドのインテリアと比べるとちょっとばかり安っぽい雰囲気が抜けないのだ。特に、ダッシュボードなど大物樹脂の部分にそんな印象が強い。
 最高グレードの『350XV VIP』を除きサイドエアバッグやリア中央席の3点式シートベルトがオプション扱いというのもこのクラスの最新モデルとしてはちょっと寂しい。この御時世、価格の手頃さもフーガの大きな売りという狙いも理解は出来るのだが…。
 
 

「真のスポーツセダン」と呼ぶに相応しい走りの実力

 
日産 フーガ エンジン
日産 フーガ 走り
日産 フーガ ラゲッジ
 フーガの骨格は、すでにスカイラインやフェアレディZなどにも用いられたいわゆる“FM(フロント・ミッドシップ)パッケージ”がその基本。ただし、フロントサスペンションに新開発のダブルウィッシュボーン式を採用するなど、そうした既存モデルに対しては大幅に手が加えられている。大径19インチ・シューズを履く『スポーツ・パッケージ』仕様車では、かつてはハイキャスと呼ばれていたリアのアクティブステア機構が“復活”した事もニュースになる。

 搭載エンジンは2・5、もしくは3・5リッターのV型6気筒ユニットに限定。スカイラインに採用された直噴方式を用いなかったのは、やはりコスト的な要因からか。組み合わされるトランスミッションは5速ATのみ。クラウンが6速ATを用いるのをはじめすでにこのクラスでは世界的にもより多段化の傾向が見受けられる。ただし、フーガが5速仕様に“甘んじた”のはコスト的要因よりも「まだ6速仕様の準備が整わないため」という雰囲気。トロイダル方式はその高価さ故に、さすがに時間が経っても採用例が増えてこない。

 優れた前後重量配分を実現させる、全長の短いV6エンジンを可能な限りカウル側(後ろ側)に寄せて搭載する“FMパッケージング”。新開発のフロントサスペンションに、世界的にもまだまだ稀有な19インチ・シューズの大胆採用。さらには久々に復活させたリアのアクティブステアリング……と、こうしていくつかのスペックを拾い上げるだけでもこのクルマの運動性能に掛ける意気込みのほどは伺い知る事が出来る。そして実際にアクセルペダルを踏み込むと、そうしたスペックが決してカタログを飾るためのものではない事が実感出来るのがフーガの走りだ。

 運動性能の高さを最も端的に感じさせるのが3・5リッター・エンジンを搭載した『GTスポーツ・パッケージ』車の走り。薄く太いシューズを履くにも拘わらず、乗り心地はそれが信じられないほどにしなやか。路面凹凸を滑らかに舐めるので当然接地性にも優れる。自在なハンドリング感覚はまるで生粋のスポーツカー風ですらある。反対に惜しいのは、ATが5速に留まるため変速時のエンジン回転数の変動が大きめである事とそのエンジンの回転フィールが今ひとつ滑らかさに欠ける事。

 それにしても、「真のスポーツセダン」と呼ぶに相応しいのがフーガの走りの実力だ。
 
 

いよいよ日産が日本国内に本腰を入れる

 
日産 フーガ
日産 フーガ

 経営再建に取り組む日産は、これまで数年間は世界最大の自動車需要国であるアメリカで受ける商品を集中的にリリースしてきた。現在伝えられるこのメーカーの復活は、それらがシナリオ通りに好調なセールスを記録した事を意味するわけだ。そして、そんなアメリカの好調で得たリソースを使っていよいよ日本市場を活性化させる番がやってきた。「日本と北米市場で50%ずつの台数を販売したい」というフーガもそんな一台と言える。

 フーガの走りは「セドリック/グロリアの後継車でしょ…」とタカを括っていたぼくの予想を超えるものだった。特にフットワークの仕上がりの秀逸さは、“FR車の両巨頭”と名を馳せるメルセデス・ベンツとBMWの各車に一泡吹かせるに十分なものだ。

 一方で、日本の道路状況を考えると、「そんな上質な走りのテイストを、もうひと回り小さいサイズで実現して欲しい」という思いも拭い去れない。いずれにしても日産が日本国内に本腰を入れるのはいよいよこれから。このメーカーにはもう一度“安定巨人”のトヨタを脅かす存在となって、日本の自動車界を活性化させて欲しい。

 
 
主要諸元 フーガ 350GT SPORTS PACKAGE
全長×全幅×全高(mm) 4840×1795×1510
ホイールベース (mm) 2900
車両重量(kg) 1680
エンジン種類 DOHC水冷V型6気筒
総排気量 (cc) 3.498
最高出力(EEC)
(kW[ps]/rpm)
206[280]/6200
最大トルク(EEC)
(N・m[kg-m]/rpm)
363[37.0]/4800
燃料タンク容量(L) 80
サスペンション(F/R) ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
主ブレーキ(F/R) ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ 245/40 R19 94W
価格(万円)※消費税込 441
日産 フーガ 自動車カタログ
 
日産 フーガ 新車見積もり
 
[ 日産 新車試乗レポート一覧 ] [ 新車試乗レポート ]
新車情報
新車見積
自動車カタログ
新車発表会速報
新車試乗レポート
新型車徹底解説
新車売れ筋ランキング
新車特集企画
自動車ニュース
エコカー
エコカー減税
燃費ランキング
電気自動車
中古車
中古車検索
認定中古車
買取・査定
愛車無料査定
買取オークション
高く売るコツ
下取りと買取の違い
自動車保険
自動車保険 節約のツボ
自動車保険 Q&A
SBI損保
動画
自動車動画トップ
カー用品
ホイール通販
スタッドレスタイヤ通販
カーナビ通販
ホイール
タイヤ
カーナビ
車検
車検にかかる費用は?
車検業者の種類
車検業者の選び方
クチコミ
クチコミ分析
カーライフ
オートローン
ドライブガイド
駐車場検索
ディーラー
自動車評論家ブログ
メルマガ
オートックワンメール
会社案内
会社概要
会社沿革
ご挨拶
プレスリリース
個人情報保護方針
利用規約

■最新新車試乗レポート
レクサス
RX350
IS
GS450h
IS F
LS600h
LS
GS460
トヨタ
エスティマハイブリッド
エスティマ
パッソセッテ
iQ
アルファード/ヴェルファイア
クラウンハイブリッド
クラウン
カローラルミオン
マークXジオ
ランドクルーザー
ヴァンガード
プレイド マスター
日産
GT-R
フェアレディZ
スカイライン
キューブ
ムラーノ
エクストレイル クリーンディーゼル
ティアナ
スカイラインクーペ
エクストレイル
ホンダ
インサイト
FCXクラリティ
アコード&アコードツアラー
ライフ
新型オデッセイ
フリード
インスパイア
フィット
シビック タイプR
クロスロード
エリシオンプレステージ
CR-V
ストリーム
マツダ
ロードスター
ビアンテ
RX-8
MPV
アテンザ
プレマシー
デミオ
CX-7
ロードスターRHT
アクセラ
スバル
レガシィS402ワゴン
インプレッサANESIS
エクシーガ
レガシィ アウトバック 2.5XT
レガシィ ボクサーディーゼルエンジン
フォレスター
インプレッサ WRX STI
インプレッサ
ステラ
三菱
ギャランフォルティス スポーツバック
パジェロ ディーゼル
トッポ
ギャラン・フォルティス ラリーアート
i MiEV
ランサーエボリューションX
ギャラン フォルティス
デリカD:5
パジェロ
ダイハツ
ムーヴコンテ
タント/タントカスタム
ミラ
ムーヴ
ソニカ
ビーゴ
スズキ
アルトラパン
スプラッシュ
ワゴンR
エスクード
パレット
SX4セダン
スイフト
セルボ
アウディ
S6 アバント
S3
A6
A3
A4
A5
TTロードスター
Q7
TT
TTSクーペ
BMW
335iクーペ DCT
3シリーズ
M3クーペ M DCT Drivelogic
120iカブリオレ
135i クーペ
X5
3シリーズカブリオレ
3シリーズクーペ
フォルクスワーゲン
ゴルフGTIピレリ
パサートヴァリアントR36
パサートCC
ティグアン
ゴルフ TSI トレンドライン
パサートヴァリアント TSI コンフォートライン
ゴルフ TSI コンフォートライン
ジェッタ
ポロ
ゴルフヴァリアント
トゥアレグ
ゴルフトゥーラン
ゴルフGT TSI
Eos (イオス)
メルセデス・ベンツ
SL350
E320CDI ステーションワゴン アヴァンギャルド
Mクラス
GLKクラス
Cクラス
CLクラス
GLクラス
SLクラス
E320CDI
Bクラス
アルファロメオ
アルファ159 TI
アルファスパイダー
アルファブレラ
アルファ147
アルファ166
アルファGT
プジョー
308SW
308
207 SW
207
クーペ407
1007
307
ミニ
ミニJohnCooperWorks
ミニクーパークラブマン
ミニワン
ミニクーパー
ボルボ
V50
XC70
V70
スマート
スマートフォーツー
スマートフォーツー mhd
サーブ
9-3 スポーツエステート
フィアット
フィアット500
ジャガー
XF
クライスラー
グランドボイジャー
シトロエン
C4ピカソ
C4 1.6VTR
C5
リンカーン
MKX
ナビゲーター
 
  >>新車試乗レポート一覧
 



国産車レクサス トヨタ 日産 ホンダ マツダ 三菱 スバル スズキ ダイハツ ドイツメルセデス・ベンツ BMW アウディ フォルクスワーゲン ポルシェ オペル スマートアメリカクライスラー キャデラック シボレー フォード ハマー イギリスジャガー ランドローバー ミニ ベントレー ロールスロイス アストンマーチン ロータス ローバー フランスプジョー シトロエン ルノー イタリアアルファロメオ フィアット フェラーリ ランボルギーニ マセラティ スウェーデン ボルボ サーブ 韓国 ヒュンダイ
オートックワン TOPへ

Copyright©1999-2010 Autoc one K.K. All Rights Reserved.