ディーゼルに託されたパジェロの未来
かつてバブル末期に飛ぶように売れたパジェロも、RVブームが過ぎ、やがてディーゼルが悪者扱いされる時代が来ると、ライバルともども肩身の狭い存在となってしまった。ここ数年、日本ではディーゼルを搭載する大型SUVは市場から消滅し、パジェロも「新長期規制(平成17年排出ガス規準)」が施行された2004年モデルを最後にディーゼル車の販売が途絶えていた。
2006年にモデルチェンジした現行4代目パジェロにも、当初ディーゼル車はラインアップされなかった。しかし、三菱は次世代クリーンディーゼルの開発を進めていた。そして、2009年型パジェロへの一部改良と同時に、日本ではカテゴリーで唯一となるディーゼル車が復活。今後、日本でもディーゼルの需要の高まりが予想される中、大型SUVとして初めて「新長期規制」に対応したクルマである。
パジェロ ディーゼルは内外装も小変更されている。エクステリアでは、メッキ部分を拡大したフロントグリル、ラウンドリムタイプの新アルミホイール、ロングボディ車専用ボディカラー「クオーツブラウンメタリック」を設定。インテリアでは、最上級の「スーパーエクシード」で、専用の本木目&本革巻きステアリングホイールを標準装備したほか、ベージュ内装のシート生地では、新しい横方向柄を採用するなどした。
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三菱 パジェロ ディーゼル 新車価格:260.4 〜 459.9万円 |
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