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日産 GT-R 2009 試乗レポート

日産 GT-R 2009 試乗レポート
Text:岡本 幸一郎 Photo:原田 淳

改良が加えられたGT-Rの09年モデル

こんな時代でも、“高性能”という魔力は何物にも代えがたく、我々を魅了してやまない。

日産 GT-R フロントスタイリング
日本の高性能車の象徴的存在であるGT-Rの登場から1年。2008年12月には一部改良を実施した2009年モデルが発表された。

真っ先に気になるのは、従来より84万円〜89万2,000円も上がった価格帯だろう。「GT-Rを買える人には関係ない」とはいいきれないほどの金額に、日産も強気だなと思うわけだが、まずは変更点をおさらいする。

エンジンは、「エンジン本体の精度向上にあわせ、コンピューター制御の精度を向上させた」とリリースにあるとおり。これによりスペックは、最高出力が480psから5ps上がって485ps/6,400rpmに。最大トルクは同じで、燃費が8.2km/Lから8.3km/Lへと向上した。

足まわりは、新構造ショックアブソーバーの採用やフロントバネレートのアップなどサスペンションセッティングの改良により、ハンドリングの回頭性の向上と、フラットな乗り心地を目指したという。

その他、ボディカラーの新色追加、フロントナンバープレート取り付け部変更、燃料タンクの容量増、レイズ製アルミ鍛造ホイールの色調変更、ダンロップタイヤ装着車の拡大などが挙げられる。

GT-R 2009の4つのポイント

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