新型オデッセイ 試乗レポート
4代目の使命 それは“走りとエコ
ミニバンのベストセラーカーといえばホンダのオデッセイだ。1994年に初代がデビューすると、乗用セダン感覚のドライビングがユーザーに支持され、大ヒット車になった。2代目でスポーティグレードのアブソルートを追加し、3代目では低床シャーシの採用で立体駐車場に入る3列シートミニバンを実現。低い重心で走りの性能を高めた。そして、08年10月に4代目が登場した。4代目は3代目のキープコンセプトだが、走りとエコの性能をさらに高めている。
エンジンは直4の2.4L i-VTECだが、従来の160psから173psへ、トルクも22.2kg・mから22.6kg・mへと性能を向上。燃費も10・15モードで12.2km/Lから13.2km/L(FF車)へとアップしている。アブソルート用の2.4Lも200psから206ps(FF車)、4WDは190psから204ps、トルクも23.2kgmから23.5kgmへとアップした(FF車のトルクは23.7kgmで旧型と同じ)。一方、トランスミッションはノーマル車がCVT、アブソルートは5速ATだ。