新型MPVはプラットフォームから刷新している。新たに採用されたプラットフォームは、フロントからリヤまで一直線のフレームを通し、さらに横方向にも多くのフレームを取り付けたフルラダーフレームをビルトインしたものとなっている。こう書くとフレーム式のプラットフォームのように感じるかもしれないが、そうではない。フレームはフロアパネルにビルトインされるタイプで、アッパーボディと合わさりモノコックボディを形成する。
従来、MPVは2.3リッターの直列4気筒と3リッターのV6エンジンを搭載していたが、今回よりエンジンはすべて2.3リッターの直列4気筒となった。ただし、23Fと23C、23Cスポーティパッケージには通常噴射の自然吸気エンジン(163馬力)が搭載されるが、23Tには直噴+ターボの245馬力仕様を搭載。ミニバンとしては久々のターボエンジン車の登場だ。
駆動方式はFFが基本で、4WDも用意。4WDはアテンザに採用され高い評価を受けているアクティブ・トルクコントロールカップリング式。ミッションは自然吸気のFFが4速AT、4WDとターボエンジンが6速ATを採用。サスペンションは駆動方式に関係なくフロントがストラット、リヤがマルチリンク式となる。
先進装備も充実していて、レーダークルーズコントロールやアダプティブ・フロントライティングシステム、DSC&TCSなども用意される。
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