最近の日本ではあまり目立たなくなったミドルクラスのSUVだが、海外での人気は非常に高いものがある。RAV4はスズキのエスクードが作り上げた、ミドルSUVの市場にいち早く参入。初代から確実な販売実績を積み上げてきた。
今回デビューする3代目は、すでに東京モーターショーでスタイルをお披露目したモデル。最大の特徴は従来は2リッターであったエンジンを2.4リッターに拡大したことと、従来は設定されていた3ドアを廃止し5ドアモデルのみとしたこと。もっともフランクフルトショーでは3ドアモデルも発表されているので、海外では3ドアも設定することになるはずだ。
SUV全般に言えることだが、代を重ねるごとにクロスオーバーの性能よりもオンロード性能を重視する方向性が強まる。RAV4もこの方程式にピッタリと収まり、初代と比べるとオンロード性能をより強めたクルマ造りが行われている。ラインアップはシンプルで、上級指向のG、18インチタイヤを装着しオンロード性を高めたスポーツ、ベーシックのXの3種。スポーツは4WDのみだが、GとXにはFFも用意する。
従来、RAV4はネッツ店で販売されるRAV4・Jとカローラ店で販売されるRAV4・Lの2つのモデル(といってもバッチだけだが)が用意されていたが、この3代目からはネッツ店のみでの販売となりJ、Lという文字も消えている。
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