スズキ アルト ラパン 新型車解説
Text:吉澤 憲治(編集部) Photo:村西 一海
2代目アルト ラパン誕生
スズキから新型アルト ラパンが誕生した。このラパンは今回の新型モデルで2代目。初代が2002年に誕生している為、6年振りのフルモデルチェンジということになる。
新型ラパン、いやいやスズキ ラパン自体を、まだよくご存知でない方に説明を一言加えておくと、このクルマはとことん“女性を意識して作られたクルマ”であるということだ。こういったスタイルを掲げた車を私個人、これまで幾度と見てきた。
しかしここまで徹底し、極力男性を遠ざけたイメージのクルマは、私の知る限りではこのクルマがお初かもしれない。
俗に女性が良く使う“かわいい”という表現語句を徹底的に多角度から検証、追求し、その結果、至る所にその要素を散りばめた車だということが、見ただけで素直に実感できるクルマである。
要するに女性として「親しみやすいデザインとパッケージ」は、外せないということだ。
新型ラパンは660ccのNAエンジン(CVT/4AT)とターボエンジン(CVT)の2種を用意し、それぞれに2WD/4WDを設定している。燃費もNAエンジンのCVTで24.5km/Lと、かなり経済的で嬉しい数値をマークしている。
また新型ラパンの特長は大きく分けて3つ。1つは“エクステリアデザイン”。2つ目は“ナチュラルテイストのインテリアデザイン”。そして3つ目は“女性感覚のリラックスパッケージ”とピックアップすることが出来る。
それではこれら各ポイントを順に見ていこう。