スズキは、女性ユーザーをターゲットとした軽自動車 「 アルト ラパン 」 をフルモデルチェンジし、11月26日 ( 水 ) から発売を開始すると発表した。初代 アルトラパンは、2002年1月 に発売。ラパン ( Lapin ) はフランス語で 「 ウサギ 」 の意味を持ち、その名の通り親しみやすく愛らしいイメージで20〜30代の女性を中心として高い評価を得ている。
今回、フルモデルチェンジとなった新型ラパンは、その個性的な箱型フォルムは継承しつつ、燃費性能を大幅に向上させ、 「 リラックスパッケージ 」 と題して車内の居心地の良さを徹底的に追求している。
新型ラパンの燃費は、2WD CVT車で [ 24.5km/L ] 、2WD 4AT車で [ 22.5km/L ] ( ※いづれも10・15モード ) 。初代モデルでは 2WD AT車の最も燃費の良いグレードでも [ 19.8km/L ] ( CVT車は無し ) なので、CVTの燃費の良さを含めその違いは歴然。新型ラパンでは、CVT / AT / 2WD / 4WDいづれのグレードを選んでも燃費は20km/Lを超えており、ランニングコストを抑えたいユーザーにとって嬉しい改良点だ。
また、新型ラパンのもう一つの特徴が居心地の良いインテリア空間。室内長、前方空間、前後の乗員間距離を初代より拡大しており、とても開放感のある室内スペースとなっている。モダン家具やソファーなどをモチーフにしたインテリアデザインは、丸みを帯びて可愛らしいが安っぽくはなく、質感は高い。
ショッピングフックやポケットなど12もの収納装備で車内の小物類もすっきりと仕舞え、フロントドアハンドル部・メーター部のディスプレイ・フロアマットなど随所にあしらったウサギマークはスズキのこだわりを感じるところだ。他にも大きく開くドア開度や8段階調整可能リアリクライニングシートなど、変更点は数多い。
新型ラパンのグレードは、標準グレードの「 G 」、Gグレードにアルミホイール・6スピーカー・ABSなどが付加された「 X 」、ターボモデルの「 T 」、Tグレードにディスチャージヘッドランプやオートライトシステムなどが付加された最上級モデルの「 T Lパッケージ 」の4グレードとなる。
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