トヨタ パッソ セッテ 新型車解説
Text:吉澤 憲治(編集部) Photo:村西 一海
用途に応じて使い分ける2WDと4WDの1.5L
トヨタから新型コンパクトミニバン“パッソ セッテ”の誕生である。セッテ(sette)はイタリア語で"7"の意。 パッソの7人乗りという実に分かりやすいネーミングだ。“パッソ セッテ”はダイハツ“ブーン ルミナス”からのOEM供給車ということもあり、デザイン装備、エンジン走行性能、安全装備など、基本同じである。
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当ページでは、搭載される1.5Lエンジン、それと安全装備について解説していくことにする。 まず“パッソ セッテ”と“ブーン ルミナス”に搭載されるエンジンは、最高出力109ps/最大トルク14.4kg・mの1.5Lエンジン。駆動も2種類設定しており、街乗り中心での使用が多い方なら2WD、アウトドアをはじめ頻繁に人を多く乗せたり荷物を多く積む方なら4WDがオススメだ。燃費に関しては10・15モードで、2WDが15.6km/L、4WDが14.6km/Lと、まずまずの数値である。
肝心なトランスミッションは4速オートマチックに、シーケンシャルシフトマチックを採用する。このシーケンシャルシフトマチックは、高速道路や急勾配の坂道といった、加減速を必要とする場面などでは、頼もしいアイテムとなる。