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トヨタ クラウン トヨタ クラウン 主要諸元表 トヨタ クラウン 価格
トヨタ クラウン (2008年2月18日発表)

さらなる感動性能の追求

トヨタ クラウン ハイブリッド フロントスタイリング
ハイブリッド
  トヨタから13代目となる新型クラウンの誕生である。新型クラウンは、先代からのアスリートとロイヤルサルーン(ロイヤルシリーズ)をフルモデルチェンジし、新たにハイブリッドを設定した。

 新型クラウンの開発は、まずZERO CROWNの評価から始めたという。クラウンが持つ、高次元の完成形を追求し、エンジンやプラットフォームを先代から継承しながら、独自のポテンシャル向上へ進化させた。つまりそれが、この新型クラウンの開発の狙いなのである。

不滅たるクラウン独自の“美の伝統”

トヨタ クラウン ロイヤルサルーン フロントスタイリング
ロイヤルサルーン
トヨタ クラウン アスリート フロントスタイリング
アスリート
 新型クラウンのボディサイズは、全長4,870mm×全幅1,795mm×全高1,470mm(または1,485mm)で、先代よりワイドさを強調し、安定感あるスタイリングを披露している。
 
 フロントビューは、バンパーからエンジンフードへ駆け上がる面をフェンダーのフォルムに融合させることで、走りをイメージさせている。また、グリルやバンパーの造形に動きを持たせることで、迫力のある表情を与えている。ヘッドランプは、フェンダーのフォルムに合わせて縦基調のデザインとしている。ロービームにはプロジェクタータイプを採用し、シャープな印象を強調した。

 サイドビューは、フロントピラーを前出しし、キャビンを大きく伸びやかに、かつダイナミックに表現している。フロントフェンダーからリアフェンダーにかけて、流れるような造形で強調し、ドア断面は、面をおおらかに変化させ、クリーンな表情を付け加えている。さらに、クォーターピラーに向けてシャープなカットを入れ、フォルムに緊張感を与えている。また、ステンレスのウィンドウモールを設定しており、ピラーに沿ってモール幅を変化させ、コーナー部のつなぎ目を無くす精緻な造り込みを施すなど高級感を演出している。

 リアビューは、サイドからリアへと抜けるショルダーのフォルムがトランクと融合し、量感を高めている。また、リアコンビネーションランプは、インナーレンズを造り込み、先進的な高級感を表現。バンパーとともに、連続感を持たせることによって、ワイド感も強調している。そして、ディフューザーをバンパー両端に設置し、スポーティな表情を与えている。

トヨタ クラウン ハイブリッド リアスタイリング トヨタ クラウン ハイブリッド フロントビュー トヨタ クラウン ハイブリッド リアビュー トヨタ クラウン ハイブリッド サイドビュー トヨタ クラウン ハイブリッド サイドターンランプ付電動格納式リモコンワイドビュードアミラー
トヨタ クラウン ロイヤルサルーン リアスタイリング トヨタ クラウン ロイヤルサルーン フロントビュー トヨタ クラウン ロイヤルサルーン リアビュー トヨタ クラウン ロイヤルサルーン サイドビュー トヨタ クラウン ロイヤルサルーン マフラー
トヨタ クラウン アスリート リアスタイリング トヨタ クラウン アスリート フロントビュー トヨタ クラウン アスリート リアビュー トヨタ クラウン アスリート サイドビュー トヨタ クラウン アスリート エンブレム

 ボディカラーは、全8色を設定している。ハイブリッドには、水の潤いや風の透明感をイメージさせる専用カラー「ライトブルーマイカメタリック」を、またロイヤルシリーズ、アスリートには美しく照り輝く樹々の緑をイメージさせる「ダークグリーンマイカ」と、深みのある「ブラッキッシュレッドマイカ」を専用カラーとしている。

気品と伝統が織り成す、上質な室内空間

トヨタ クラウン ハイブリッド インストルメントパネル
トヨタ クラウン ハイブリッド ファイングラフィックメーター
トヨタ クラウン ハイブリッド フロントシート
 新型クラウンのインテリアは、まず2,850mmのロングホイールベースを設定し、前後席間距離を960mm確保することにより、後席乗員の膝まわりや足元にゆとりを持たせている。インストルメントパネルは、ドアトリムとの見切りを外に出し、横基調の広がりを感じさせている。一方、センター部は前後方向の流れを基調としたデザインとし、ドライビングプレジャーを高める運転席にまとまっている。

  センタークラスターでは、スイッチの大型化を図るとともに、機能別に配置し、使用性を高めている。また運転席まわりのスイッチ類も運動制御系(走行モード、VSC、OFF)はセンターコンソールに、運転支援系はステアリングパッドに、ボディ制御系(ミラー、サンシェード)は運転席右側にまとめて配置し、ドライバーがすばやく正確に操作できるように配慮されている。オーナメントパネルは、表面処理を施し、本木に近い質感を実現したつや消しタイプの木目調パネル(茶系:ロイヤルシリーズ、黒系:アスリート)に、また見る角度によって表情や奥行きが変化して見える幾何学調パネル(ハイブリッド)を設定している。

 計器類に関しては、ハイブリッドに背景ウェーブ処理や、フェードイン、フェードアウトなどのアニメーション演出を施した、世界初となるファイングラフィックメーターを採用。またアスリートとロイヤルサルーンには、オプティトロンメーターを採用している。

 シートは、本革とファブリックの2種類のシート表皮を設定。クッションは、表皮下のカバーパッドとパッドの厚みを増し、心地よい柔らかさを持たせ、クッション自体も厚くすることで座り心地を高めている。色は、シェル(アスリートを除く)、ダークブラウン(ロイヤルシリーズを除く)、グレーの3色を設定しており、どれも新型クラウンに相応しい品格ある色を設定している。

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新型クラウン 感動の走りを求めて

トヨタ クラウン ロイヤルサローン V型6気筒DOHCエンジン
トヨタ クラウン ロイヤルサローン シフト
 動力性能は、V6 3.0L、V6 2.5L、V6 3.5Lエンジンの3タイプを設定。ロイヤルシリーズにはV6 3.0L (最高出力188kw[256ps]/6,200rpm、最大トルク314N・m[32.0kg・m]/3,600rpm※FR)、V6 2.5L(最高出力158kw[215ps]/6,400rpm、最大トルク377N・m[26.5kg・m]/3,800rpm※FR、4WD)を、アスリートにはV6 3.5L(最高出力232kw[315ps]/6,400rpm、最大トルク377N・m[38.4kg・m]/4,800rpm※FR)、V6 2.5Lを搭載している。これに、ロイヤルシリーズとアスリート全車に6速オートマチックトランスミッション+シーケンシャルシフトマチックを採用しており、エンジン性能を最大限に引き出す、ワイドレンジ、クロスレシオのギヤ比設定とすることにより、加速性能、燃費の大幅な向上に貢献する。

 また、アクセル操作からドライバーが要求する駆動力を読み取り、その駆動力を最適に実現できるエンジントルクとギヤ段を決定する駆動力統合制御システム「DRAMS」を採用している。さらに、ギヤ段を切り替える走行制御モードも、スポーツモード、エコモード、スノーモード、NAVI・AI-SHIFT制御を用意しており、道路状況や、ドライバーの意思を的確に検知した走行ワークをもたらしてくれる。

 足回りでは、アスリート2WD車のリアショックアブソーバーにリバウンドスプリングを新たに追加しており、コーナーリング時のロール角を低減し、操縦性・走行安定性をさらに高めている。

トヨタ クラウン ハイブリッド V型6気筒DOHCエンジン
トヨタ クラウン ハイブリッド シフト トヨタ クラウン ハイブリッド タイヤ&ホイール
  ハイブリッドは、専用のV6 3.5L(最高出力218kw[296ps]/6,400rpm、最大トルク368N・m[37.5kg・m]/4,800rpm※FR)エンジンを採用し、力強い走りをもたらしてくれる。さらに、このエンジンパワーに対応して、モーター(最高出力147kw[200ps]/5,615〜13,000rpm、最大トルク275N・m[28kg・m]/0〜3,840rpm)と、ジェネレーターのタッグにより、爆発的な高出力化を図っている。これは、V8 4.5Lエンジン搭載車に匹敵する走りとなり、2Lクラストップレベルの燃費を両立するまでに至っている。

  また、新型クラウンに相応しい静粛性を実現する新開発のアクティブノイズコントロールを採用し、アクセル操作とともにエンジンとモーターによる強力なパワーが立ち上がり、どこまでも継ぎ目なく続く加速フィーリングをもたらしてくれる。その証拠に、40km/hから70km/hへの追い越し加速は2.7秒を達成しており、さらに10・15モード走行燃費は15.8km/Lを実現しているのだ。

 自ら進化、熟成された新型クラウン。時代を超えて13代目として誕生した新型クラウンは、これからも「超えていくブランド」として存在感を増していく。

トヨタ クラウン 新車価格:368〜619万円
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