スバルから新型軽自動車「ステラ」が発表された。「たのしい関係空間」をテーマに、さまざまなシーンでドライバーが感じる便利な機能や使いやすさ、走りや快適性を追求し、クルマの基本性能を充実させた軽自動車である。
モデル名「STELLA」は、イタリア語で「星」を表す言葉。ユーザーにとって光り輝く存在になるようにとの思いが込められている。エクステリアには、幅広いニーズに対応すべく2つのデザインが用意される。
「シンプル・クリーン・モダン」がデザインテーマのSTELLAは、シンプルでありながらも親しみのあるデザイン。フェイスデザインには、スマートの中にもどこか親しみを感じさせるような表情が与えられている。またヘッドライトやフロントグリルなどのディーテールは、アクセサリーを意識した表現を取り入れ、ステラならではのキャクターを表現する。
一方、「若々しさ・元気・スポーティ」をデザインテーマとしたのがSTELLA CUSTOM。4灯式プロジェクターヘッドランプや大型フォグランプ、サイドターンランプ付きドアミラーを採用し、機能性とスポーティさを両立させる。前後の大型バンパーやクロームグリルなど、たくましい存在感を強調しながらも、洗練された表情を作り上げている。
インテリアのテーマは「心地よさ」。"使いやすさ”と"美しく見える収納"を両立させ、整頓されたリビングルームのような親しみのある空間を意識。フロントシートには、乗り降りやサイドウォークスルーなどを可能にするベンチタイプのシートを採用。走行中の乗員のサポート性を確保した上で、可能な限りフラットな形状とし、座り心地が高められている。助手席には、シートバックの水平可倒機構を備えた助手席マルチユーティリティシートを採用。運転席からでも楽に操作できるようにフォールディングストラップは助手席シートバックの右肩にレイアウトされ、シートバックはトレイ形状となっており、テーブル代わりの使用が可能(メーカー装着オプション)。またセンターアームレストには携帯オーディオの収納を考えて、ケーブルを通す溝が用意される。プレーヤーとカーオーディオのAUX端子を接続した状態でも、スマートにフタを閉めることが可能。(Lを除く。またAUX端子付オーディオはR、RSのみ)
リアシートには左右独立で前後スライドが可能なロングスライド機構を採用。後席足元のスペースを調整できるほか、チャイルドシートを装着した左側の後席を最前方にスライドさせ助手席シートを倒すと、運転席から手の届く距離でお子様と接することができる。さらにリアシートは左右独立でリクライニングが可能。シートバックを前に倒せばラゲッジルームの延長や、助手席の水平可倒機構と併用すれば、スキーやスノーボードなどの長尺物の収納も可能になる。
ラゲッジルームは、ベビーカーを立てて積める高さがあり、多くの荷物を手軽に収納できるスペースを確保する。
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直列4気筒DOHC16バルブ AVCS |
エンジンは、NAエンジンとスーパーチャージャー搭載エンジンの2種類を用意。ストレスを感じさせないスムーズな走りが可能にする低中速を高めた出力特性にセッティングされる。ミッションには新型i-CVTを採用。STELLAに適した変速特性にチューニングされ、ショックのないスムーズな変速フィーリングや燃費の良さを発揮する。サスペンションには四輪独立懸架式サスペンションを採用し、路面の変化にしなやかに追従する優れた走行安定性と、車高の高さや横風による影響を抑えた安心感のある走りを可能にする。
またブレーキは、女性の踏力でも確実な制動力を発揮する効きを意識。コントロール性を高め、ストップ&ゴーが続く場面でもスムーズな走行を可能にしている。乗員や荷物の状況に応じて前後輪の制動力を配分するEBD(電子制制動分配システム)とABSの組み合わせることで、よりいっそう安全性を高めている。(Lを除く全車に標準。Lはメーカーオプション)。
その他にも運転のしやすさに配慮した視界設定、大きく開くリアドア、手が届きやすい位置に設置されたルーフアンテナなど、女性やお年寄りの日常での使用を考慮した機能を満載。みんなが使いやすく、そして楽しい。スバルの新型ステラは、スバルならではのこだわりと優しさが込められた軽自動車である。 |