基本的なインパネデザインは現行のロイヤル&アスリートシリーズと同様のものとなっている。最近のトヨタ車のインパネは、しっかりとしたセンターコンソールを基軸に左右に広がり感を持たせたものが多く採用されるが、マジェスタもこの一連のデザインを踏襲したものとなっている。
センター部分がグッと手前に盛り上がったように感じるインパネセンターデザインが特徴的で、これはロイヤル&アスリートから受け継いだもの。専用パーツが採用されたのはセンタークラスターパネル、時計、コンソールアッパーパネル、ATセレクターベースパネル。とくに時計のまわりのデザインは、ロイヤル&アスリートとはひと味違う。
時計の下にはハザードランプスイッチ、スイングルーバー・スイッチが装着される。この3点はセンターのエアコン吹き出し口に挟まれるようなり、この配置関係はロイヤル&アスリート系とマジェスタで違いはない。しかし、ロイヤル&アスリート系は3点すべてが角形デザインとなるのに対し、マジェスタでは時計は楕円、スイッチ類は角形となっている。小さなデザイン変更だが、存在感のある場所だけに変更による効果は大きく、より高級感の高いインパネを実現している。
木目パネルにはカーリーメイプルと呼ばれる天然木を採用。この素材は高級家具やバイオリンなどに使われるもので、マジェスタのステイタス性に合った高級感に満ちあふれている。 |