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平成9年にデビューした初代エルグランドは、テラノの基本コンポーネンツをベースにノーズ付きの1ボックス型ボディを架装したモデルだった。平成初頭まで、日本のユーティリティ重視型RVはキャブオーバー1ボックスが主流となっていたが、衝突安全性をクリアにするため、徐々にこうしたノーズ付き1ボックスに移行してきた。日産では、エルグランドのほかにも、同一クラスのモデルとしてラルゴをラインアップしていたが、エルグランドのほうがはるかに人気が高く、他メーカーを含めて5年間もの間トップセールスを維持し続けてきた。
新型エルグランドは、初代で好評だった部分をさらにボリュームアップして登場した。ベースとなるのは初代エルグランドでホイールベースを50mm延長、全長はプラス55mm、全高はマイナス20mm、全幅の変更は行われなかった。
一見してわかるとおり、かなり迫力のある面構えである。詳しくはエクステリアのコーナーで紹介するが、エルグランドが高人気を博したのには、その押し出しの強いデザインが大きく影響している。ハイパワーエンジンとそれに見合うエクステリア、そして1ボックス系ユーザーからの乗り換えでも、十分に満足させてくれるだけの豪華なインテリアがエルグランドのすべてと行っても過言ではない。搭載エンジンは3.5リットルのV6のみ、グレード展開は上からXL、X、VG、Vで、もちろんハイウェイスターもラインアップされる。XLのみ7人乗りで、残りはすべて8人乗りとなる。 |
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