まず基本的なパッケージングだが、ホイールベースは従来モデルに比べて70mmも延長、トレッドもフロントで30mm、リヤで50mm(2WDモデル比)と大幅に拡大された。それに合わせ全長は20mm、全幅は15mmの拡大を受けている。ホイールベースの延長が非常に大幅だったため、オーバーハングはフロントで10mm、リヤで40mmの減少となった。
先代モデルもかなり曲面的なデザインへと移り変わってきてきていたが、今回発表された新型はさらにそれを進化。面の張りを強調するデザインとなり、より力強さを増している。先代モデルでヘッドライトを角形の異形タイプに変更したクラウンだが、新型ではさらに後退したデザインのものへと変更。リヤコンビランプも伝統の角形から台形デザインへと変更されている。
ロイヤル系とアスリート系の差別化もより明確になった。先代モデルではロイヤル系が15インチタイヤ、アスリート系が16インチタイヤが基本(一部で17インチのアスリートがあった)であったが、今回のモデルではロイヤル系が16インチ、アスリート系が18インチとその差は2インチに広げられた。もちろん、グリルデザインやリヤコンビランプのデザインも異なるものが採用されている。グレードラインナップはロイヤル系がロイヤルサルーンG(3リッターのみ)、ロイヤルサルーン(3&2.5リッター)、ロイヤルエクストラ(2.5リッターのみ)、そして4WDとなるロイヤルサルーンi-Four(3リッターのみ)。アスリート系は3リッター、2.5リッターにそれぞれアスリートというグレードのみで、3リッターエンジン搭載車には上級のサブグレードとしてGパッケージが用意される。 |