ステップワゴンは、1996年にホンダ初の1ボックスミニバンとして登場したモデル。従来の1ボックスミニバン・イコール後輪駆動という常識を覆し、FFの駆動方式を採用したエポックメイキングな部分も忘れられない。
圧倒的なユーティリティ性能を誇った初代は、爆発的なヒットモデルとなった。しかし、初代のコンセプトをそのまま生かした2代目は、苦戦を強いられた。その最大の理由は、ライバルの存在だった。日産のセレナやトヨタのノアが、相次いでモデルチェンジしFF化された。しかもステップワゴンが持っていないデュアルスライドドアを採用したのだ。
多くのホンダファンがステップワゴンのデュアルスライド化を望んだが、2代目の間はデュアルスライド化されることなくモデルチェンジを迎える。満を持して発売された3代目は、もちろんデュアルスライドである。
従来設定されていた3ナンバーモデルのスパーダは今回は設定されず、全車が5ナンバーボディを採用。ただし、エンジンは2リッターと2.4リッターの2種が用意されるので、2.4リッターの登録ナンバーは3となる。
グレード展開は2リッターがBとG、2.4リッターが24Zとなる。メイングレードはGで、GにはL、S、LSの3種のパッケージ車とサイドリフトアップシート車が設定される。 |