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従来の13B型ロータリーエンジンはターボ過給を行うタイプであったが、RX-8に搭載される新型13Bは自然吸気方式を採用する。ローターハウンジングとローターの基本的なディメンションは従来型と同一だが、それ以外の部分はすべて一新されたと言っても過言ではなく、いうなれば新設計エンジンだ。 |
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新型13B型に採用された技術はあまりに多く、ここですべてを紹介することは不可能なので割愛するが、従来型ロータリーエンジンに比べて排ガスの有害成分を10分の1に減少。燃費性能も向上されている。
また新型13B型エンジンには210馬力仕様と250馬力仕様の2種がある、この出力差は吸気ポート(レシプロ4サイクルエンジンの吸気バルブに相当する部分)の数と、インジェクター数の違いとコンピュータセッティングによるもの。210馬力仕様は2つの吸気ポートと2つのインジェクターだが、250馬力仕様は3つの吸気ポートと3つのインジェクターを持つ。
動力を駆動輪であるリヤに伝えるプロペラシャフトはカーボンコンポジッドの一体構造を採用。ミッションとデフを剛性結合するパワープラントフレームには、閉断面のものが採用された。
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●フロントサスペンションはダブルウイッシュボーン、リヤは新開発のマルチリンク。ともに新開発のサスペンションだ。 |
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