アウトランダーは2列シートの5名定員と、3列シートの7名定員の2タイプが用意されている。7名乗り定員のサードシートはエマージェンシー用で、シートクッションもハンモックタイプとなる。しかし、いざというときに7名が乗れるというのは、非常に大きな魅力。価格もわずか2万1000円高と抑えられている。このサードシートを装着しても5名乗り状態では、基本的なラゲッジルームの広さには差が発生しない。また、重量も40kgアップで、重量税のランクが変わることもない。
210mmというSUVとして十分なグランドクリアランスが与えられているだけに、フロアトンネルの張り出しは少なく、フラット感のあるフロアを持っている。フロントシートはシートバック部のサイドサポートを張り出させたセミバケットデザインを採用。クッション部のサイドサポートはあまり大きくしないことで、乗降性を向上している。セカンドシートは広々とした印象で、ゆったりと座ることができる。シートクッションは適度な固さで好感が持てる。
アウトランダーはオーディオにも力を入れたクルマだ。Gグレードに標準、Mグレードにオプションとして用意されるオーディオは、北米オーディオメーカーのロックフォードフォズゲート社のもので、アンプは8チャンネル・650Wの大出力タイプ、7カ所に9個のスピーカーが配される。ラゲッジルームには20リッターのエンクロージャーを持つ25cmサブウーハーを装着するなど、迫力のサウンドを楽しめる。
|