インパネまわりのデザインは最近の流行をたっぷりと取り入れたものとなっている。まず、ダッシュパネルは鳥が左右に羽根を広げたような広がり感のあるものを採用。そこに装着されるセンターパネルは左右にしっかりとした柱を設け、そのなかにオーディオやエアコンなどの操作系を収めている。
ダッシュパネルセンターにはナビモニターを配置するが、その部分はパネルをざっくりと切り取ったようなデザインとなっている。このためパネル部分がシェード代わりとなり、斜光などが入り込んだときの視認性も高そうだ。ATセレクトレバーが配置されるセンターコンソール部分は柔らかな曲面が与えられたデザインで、セレクトレバーそのものは太くがっしりとしたものを採用している。
このレジェンドから新たに採用されたのが、オプションとなるインテリジェント・ナイトビジョン。この装置を使う際にはドライバーの正面、メーターパネルの前方にヘッドアップディスプレイがせりだし、夜間に見えにくい歩行者をディスプレイ上に表示する。検知には遠赤外線カメラが用いられる。ただ単に遠赤外線カメラの画像を表示するのではなく、電柱やクルマなどをディスプレイ上から除去することで、歩行者認識度を向上。警告音とディプレイの強調表示で、ドライバーに注意を促すようになっている。 |