セレナの名前は、1991年にバネットセレナに使われたのが最初。このバネットセレナがシリーズ途中にバネットの名前が取れ、セレナという単独の名前を持つクルマになった。このころから5ナンバー1ボックスミニバンは人気が急上昇し、92年にエスティマの5ナンバー車エミーナ&ルシーダが登場、96年にステップワゴンとタウンエース&ライトエースノアが登場と、以後は増殖を続けることになる。
今回登場した新型セレナは3代目にあたり、先に発売されたラフェスタと同じく、Cプラットフォームと呼ばれるルノー・メガーヌと基本的に共通のプラットフォームを採用する。
先代セレナはルーフ形状に、標準とハイルーフの2種類を持ち、搭載されるエンジンも2リッターと2.5リッターの2種(最終的に)があったが、今回のセレナはとりあえずはボディもエンジンも1種ずつの設定。
従来は標準タイプに加え、ハイウェイスターというエアロパーツなどを装着した、スポーティタイプを用意していた。しかし、今回はそうした差別化をさらに推し進め、エクステリアデザインの異なる2タイプを用意。20RXと20RSはスヌージンググリルを持つ、スポーティタイプ。20Gと20Sはメッキバー付きグリルを持つ、ラグジュアリータイプという位置づけ。トヨタのヴォクシー&ノアを大きく意識した設定となっている。 |