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ティアナのメカニズムで最大の興味となるのが231馬力という強大なパワーを誇る3.5リッターエンジンに、ベルト式CVTを組み合わせたところにある。従来、ベルト式CVTは高出力エンジンとの組み合わせは容量的に不可能とされてきた。そのために開発されたのが、セドリック&グロリアやスカイライン350GT-8に採用されたトロコイド式CVT。しかし、ティアナは3.5リッターという大排気量V6エンジンを横置き搭載するFFながら、ベルト式CVTの搭載に成功している。
もうひとつのFF用パワーユニットは2.3リッターのV6エンジンで、これは新開発のもの。可変吸気システムや連続可変バルブタイミングコントロールなどを装備し、コンベンショナルなトルコン式の4ATと組み合わされる。
4WD用エンジンは直列4気筒のQR25DE型。ミッションはトルコン式4速ATが組み合わされる。4WDシステムは、リヤデフ手前にオートトルクコントロール・カップリングが配置されるスタンバイ方式。
フロントサスペンションはストラット方式で、ストラット(ショックアブソーバー)に直接スタビライザーを取り付けるという珍しい配置を採用する。リヤはFF用マルチリンクサスペンション。VDC(ビークル・ダイナミクス・コントロール)も3.5リッターに標準、2.3リッターにオプションで設定される。 |
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