若干のボディサイズ拡大と高効率パッケージングによって室内空間はグッと拡大されている。とくに室内有効長についてはLクラスセダンのなかでもトップクラスの1800mmを実現。車高が高くなったことでヘッドルームの拡大率も大きい。
また、広くなった室内を有効利用するためにドライバーズシートの調整量も拡大された。シートスライド量はじつに264mm、リフト量は70mmにもなり、適応範囲も身長148〜200cm程度までと広くなっている。運転席については全車がパワーシート、助手席は250XVと350XV・4WD以外はパワーシートを装備。350XV・VIPは後席リクライニング機構も付く。
アメニティについても充実した装備を持つ。エアコンは除菌&マイナスイオン発生効果のあるプラズマクラスターイオンエアコンを採用。ダッシュボード上面に専用の吹き出し口を設けて、風が体に直接当たらない工夫なども行われている。また、オプションとしてシートクッションやシートバックから暖気や冷気が吹き出す、フロント・エアコンディショニングシートも用意される。
オーディオ面もフーガの装備で見逃せない部分だ。とくに250GTと250XVを除く全車にオプション設定されているボーズ・サラウンド・サウンドシステムは5.1チャンネル音声に対応するもので、装着されるスピーカー数はなんと14個にもなる。 |