ビーゴのボディサイズは5ナンバーギリギリとなる1695mmの全幅に、3995mmと4mを切る全長、さらに全幅よりも高い1705mmという全高(2WDは1690mm)が与えられている。ビーゴは全車がカバー付きの背面スペアタイヤを標準装備するので、ボディ本体のみと考えればさらに全長は短い。

　ホイールベースはじつに2580mmもの長さを確保しているので、前後のオーバーハングは極端に少ない。パジェロのショートのホイールベースが2545mm、フォレスターが2525mmなので、ビーゴのホイールベースがいかに長いか、想像できるだろう。

　ボディのデザインは水平のボンネットを持つエンジンルームに、きっちりとしたデザインのキャビンを組み合わせるSUVとしては標準的なもの。ボディ各パネルは、曲面を多用したカタマリ感のあるもの。前後のフェンダーは大きく膨らませてあり、なかなかの迫力が与えられている。サイドのクォーターウインドウは、リヤにまわり込むようにデザインされ、全体としてのルーミー感を強調している。

　ビーゴとラッシュのデザイン上の違いはわずかで、基本的にはエンブレム違いのみと考えていいい。ただし、ルーフレール、サイドスカート、リヤスポイラーの設定が少し複雑。まずビーゴだが、ルーフレールとサイドスカートはセットで全車にオプション。リヤスポイラーは、CXに標準でCLには設定なし。ラッシュはルーフレールとリヤスポイラーがセットでGに標準、Xにオプション。サイドスカートは全車でオプションとなる。