ハリアーは初代モデルが平成9年12月にデビューした上級車クラスのSUV。現行モデルは平成15年2月にデビューし、世界で初めてプリクラッシュセーフティ機構を採用するなどして話題を集めたクルマだ。
初代モデル以来、日本以上にアメリカ市場で高く評価されており、レクサスブランドを象徴するクルマのひとつとなっている。現在では、ハリアーをターゲットに世界中の自動車メーカーが同様のコンセプトを持つクルマを作るようになった。
基本パッケージングはステーションワゴンとクロカン4WDの中間的なもので、SUVならぬスポーツ・ユーティリティー・サルーンを標榜する。SUVとしての基本性能を確保しながら、フォーマルな使い方にも耐え得るような高い品質感を確保したクルマ作りが特徴だ。
搭載されるエンジンは118kWを発生する直列4気筒2400ccと、162kWのV型6気筒3000ccの2機種。ガソリンだけのラインナップである。4気筒は4速の、6気筒は5速のスーパーECTと組み合わされている。駆動方式はFFのほか前後の駆動力配分を50:50に設定したセンターデフ式のフルタイム4WDが設定されている。
上級車らしい充実した安全装備を備えるのが大きな特徴で、衝突を予知して被害を低減させるプリクラッシュセーフティシステム、車速や操舵角に応じてヘッドライトの照射方向を左右に動かすインテリジェントAFS、デュアルステージSRSエアバッグ&運転席SRSニーエアバッグ、SRSサイドエアバッグ、SRSカーテンシールドエアバッグなどが標準またはオプションで用意されている。
上級グレードにはJBLプレミアムサウンドシステムを標準で用意されるなど、
快適装備の充実度も高い。
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