ジープといえば、オフロード4WDの代名詞になっているくらいの有名ブランドだ。ウィリス・オーパランド社がアメリカ陸軍向けに開発したクルマがルーツで、これが第二次世界大戦のときに頑丈で使い勝手の良いクルマとして得た手堅い評価が、その後のジープの歴史を決定づけるものになった。
ジープの生産会社はウィリス社が買収されるなどしてけ変遷を経て、現在ではダイムラー・クライスラーのクライスラー部門が持つブランド名となっている。生産企業の変遷にもかかわらず、ジープブランドはオフロード4WDの代名詞として現在まで生き続けてきた。
日本でも、戦後の昭和20年代から三菱がライセンス生産してきたこともあり、ジープブランドはオフロード4WDを代表するクルマとして多くのユーザーに認識されている。オフロード4WDの総称がジープだった時代が長く続いていたのだ。
軍用4WDのイメージを払拭して、現在で言うSUV感覚のモデルとして1960年代に作られたのがジープ・ワゴニアで、その高級バージョンとして1974年開発されたのがチェロキーだった。当初は2ドアだけだったが後に4ドア車も追加され、現在に至るまで成功を収めるジープ車となった。
チェロキーがSUVのスタンダードとして認識されるようになったのは1984年に発表されたモデルから。このモデルの成功によってジープ・チェロキーはSUVのジャンルで確固たる地位を築くことになった。さらに1992年には上級モデルとしてグランドチェロキーを追加している。SUVとして初めて運転席SRSエアバッグを採用して話題になったのがグランドチェロキーだった。
その後、グランドチェロキーは1999年に、チェロキーは2001年にフルモデルチェンジを受けて現在に至っている。文字通りSUVの定番商品になっているのがジープ・チェロキーやグランドチェロキーである。
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チェロキーシリーズの中で大排気量エンジンを搭載し、豪華な装備を備えた上級車に位置付けられるフラッグシップモデルがグランドチェロキーで、現行モデルは日本では1999年6月に発売された・・・続きを読む→
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ジープを代表するモデルがチェロキーで、日本では2001年8月から現行モデルに切り替わっている・・・続きを読む→
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