ランドローバーのエントリーモデルとして開発されたプレミアムコンパクト
SUV。ツインポケット・ヘッドランプを採用したフロントフェイスは、最新のデ ィスカバリーにも通じるものがあり、ランドローバー・ファミリーとしての精悍 さと伝統を感じさせている。
搭載エンジンは1機種のみの設定で、V型6気筒2500ccの自然吸気DOHCのみの設 定。130kWのパワーと240N・mのトルクを発生する最新仕様のエンジンだ。これに
マニュアル操作が可能なコマンドシフト付きの電子制御5速ATが組み合わされる。
4×4システムはレンジローバーの伝統ともいえるフルタイム4×4で、ビスカス カップリング式のセンターデフを採用する。 さまざまな新機構・新技術を採用するのはディスカバリーにも同様で、電子制
御ブレーキ配分付きの4輪ABSを始め、路面と走行状態に応じてスロットルやABS を制御する4輪トラクションコントロールや、自動的にABSを働かせて急な下り坂
を走るときの補助をしてくれるヒル・デセント・コントロールなど、充実した仕 様が用意される。
安全装備は運転席・助手席エアバッグを始め、ロードリミッター付きプリテン
ショナーシートベルト、衝突時自動ドアロック解除システムなどが標準で装備さ れる。
超高級かつ高額なレンジローバーだけでなく、ランドローバーでは一般のユーザー向けのオフロード4WDも作っている。フリーランダーとフリーランダーの2車種がそれだ。いずれも十分なサスペンションストロークを確保することなどによって、オフロードでの高い走破性を備えている。その高い基本性能に加えて、ランドローバーならではのクォリティ空間を作ることで、ほかの数あるオフロード4WDとは異なる魅力を作っている。
快適装備の充実度も高く、上級グレードのHSEでは、ヒーター付きの本革シー ト、電動サンルーフ、17インチのアロイホイール、クルーズコントロールなどが 標準となる。SEでも花粉フィルター付きのオートエアコンなど、基本的な快適装
備は標準で用意されている。
300万円台の価格と合わせ、ランドローバーに初めて乗るユーザーに手頃な1 台といえる。 |
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