ジープを代表するモデルがチェロキーで、日本では2001年8月から現行モデルに切り替わっている。レトロ感覚ともいえそうな丸型ヘッドライトを使ったジープならではのフロントデザインを採用し、ヘビーデューティーな走りとSUVらしい快適性、実用性を備えたモデルに仕上げられた。
チェロキーの特徴はオンロードから本格的なオフロードまで、どんなシーンにおいても自在な走りを実現すること。ぬかるんだ雪道から山道、さらに山の中腹の斜面まで、チェロキーで走れないシーンはない。
これは頑丈に作られたフロントの独立懸架ダブルウイッシュボーン式サスペンションと、リヤのソリッドアクスルのリヤサスペンションとの組み合わせによって実現されるもの。セレクトラックトランスファーと呼ぶパートタイム式の4WDシステムも、悪路への対応力の高さで定評があるものだ。
搭載エンジンは新世代のV型6気筒3700ccのSOHCエンジンで、150kW/307N・mのパワー&トルクを発生する。トランスミッションは全車に電子制御4速ATと組み合わされる。
チェロキーには、シンプルな装備で低価格のスポーツ、必要な快適装備を備えたリーズナブルなレネゲード、さらに豪華装備のリミテッドの3グレードが用意されている。
安全装備は運転席・助手席のデュアルSRSエアバッグ、フロント補助サイドカーテンエアバッグ、電子制御ブレーキ配分付きABS、衝突感知オートロック解除&室内灯点灯機構などが標準で装備される。
エアコンはマニュアル式だが、オーディオなども含めて、快適装備の充実度はまずまず。リミテッドのシートは本革だ。
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