CX-7:エンジン
CX-7は全車、MZR 2.3L DISIターボエンジンを搭載。直噴システムとターボチャージャーを組み合わせることにより、1)ターボチャージャー特有の圧倒的な加速力
2)低速域から発揮する豊かでフラットなトルクとシャープなエンジンレスポンス 3)従来のハイパワーターボエンジンでは困難だった優れた燃費やクリーンな排出ガス、という3つの価値を同時に実現したのがマツダの最新ユニットで、マツダスピードアテンザ、MPV、マツダスピードアクセラにも搭載されている。
MZR 2.3L DISIターボエンジンを搭載するにあたって、CX-7にふさわしいトルクカーブと良好なレスポンスを実現するため、主にターボチャージャーの特性を最適化。低速型のA/R比とコンプレッサーインペラ小型化の採用により、2000rpm以下の低回転域からターボの過給効果を発揮させている。この結果、アクセルの踏み込みに素早くターボが応じて俊敏なレスポンスを実現するとともに、2000rpmから4500rpmまでのほぼフラットなトルク特性(最大トルク350N・m[35.7kg-m])と最高出力175kW[238PS]/5000rpmを獲得している。日常の走りでは誰もがゆとりを持って運転できる扱い安さと力強さを提供し、スポーティな走りのシーンでは、従来のSUVと一線を画す圧倒的な加速性能を発揮する。
また各周波数領域のバランスをとることにより、スポーティで心地よいエンジンサウンドを実現。高周波音は、エンジン自体の吸気騒音・放射音等の低減や遮音性の強化に加え、エンジンマウント系の共振特性をコントロールすることで低減。さらに、エンジンブラケット及びフロントドライブシャフトの振動特性とエンジンマウントのラバー特性を最適化し、主要な振動入力部の振動特性を400Hz帯域にチューニング。これらにより、エンジン回転数とともにリニアに上昇するスポーティで心地良いエンジンサウンドを実現する。 |