レクサス LS：フロントサスペンション

新型レクサスLS460は、フロントとリア両方にマルチリンク式のエアサスペンションシステムを採用。クラス最大となる1,607mmのトレッドと新しい高性能エアスプリングとの組み合わせにより、優れた操縦性・走行安定性、および操舵フィールを実現している。

フロントサスペンションには、新設計のアッパーおよびロアのダブルジョイント式のサスペンションシステムが使用される。前後アッパーアーム、ナックル、およびリアロアアームは、バネ下質量の大幅な軽減をもたらす鍛造アルミ製。この新しいサスペンションシステムには、ジオメトリー上の特徴が2つ。

1つ目に、キングピンの角度を大きくとることで、前方に配置されたステアリングギア内のジャッキアップトルクを高めている。またステアリング操作に対する優れた応答性を実現するために、先代のLS430よりも、ステアリングのメインシャフトのトルクを大幅に改善している。

2つ目に、センターキングピンのオフセットを、LS430の61.6mmから45.4mmへと約26%減らしている。これらの削減により、フラットな乗り心地の実現に加え、ブレーキ時のタイヤからの振動伝達も低減させている。

NEXT>> リアサスペンション

* 本テキストおよび画像は、欧州仕様のものであり、日本仕様とは異なる場合があります。仕様は随時変更される可能性があります。

	レクサス LS 【海外試乗レポート】
	レクサスのフラッグシップモデルである「レクサス LS」。日本上陸に先駆けてオーストリアの地で行われた国際プレス試乗会が行われた。自動車業界で活躍する自動車評論家の河村康彦、松下宏、日下部保雄、石川真禧照、竹岡圭の5名がレクサスLSの実力を語る！