トヨタ iQ 試乗レポート
こう見えても欧州に狙いを定めたデザインです
iQのボディスペックは全長2,985mm、全幅は1,680mm、全高1,500mm、ホイールベースは2,000mmだった。スタイリング上の特徴はフロントとリアのタイヤをボディの本当に四隅に置いたこと。しかも、このサイズで欧州市場を狙っているので、高速安定性のためにフロントとリアのコーナーに空気の流れを整える小さな突起を配するなど空力抵抗の軽減にも気を使ったデザインを採り入れている。前から見た印象は角ばったヘッドライトがノア/ヴォクシーのライトをイメージさせるが、他はiQのオリジナルのように見える。
インテリアではこのクラスのクルマにしては太い握りのハンドルが目につく。インパネは中央部分にメタル調の逆三角形を配した。ナビゲーション画面はその上に置かれている。
シートはフロントは座面が大きめで、体のホールドはよい。助手席前はエアコンの張り出しがなく、前進して座ることができる。助手席を前進させることでリアシートに大人が座れるスペースができるわけだ。運転席のうしろは、レッグスペースはミニマム。ただしナナメに座れば、センターコンソールもなく床がフラットなので足の置き場はある。小柄な大人なら4人乗車も可能だ。