日産 フェアレディZ 新型車解説

ライトが織り成す表情

エクステリアを眺めると、先代とは明らかに異なる前後のブーメラン状のランプに目が留まる。

これには賛否両論あるだろうが、実車を目にして思うのは、間違いなくこれがフェアレディZの個性を強めたということだ。新しくなったライトとフロントエアダムが織り成す顔は、先行車のバックミラーに映り込んだときに独特の存在感を放ち、「速いクルマが迫ってきている」という認識を与えるのだ。そんな理由からこのデザイン、個人的には賛成である。

後述する理由から、かなり引き締まった新型Zのボディはまさにスポーツカーそのもの。どこから見ても違った魅力が発見できる変化に富んだ面と線で構成される。オーナーは新たな発見をしながら新型Zとの暮らしを楽しめるに違いない。

ボディカラーは8色用意される。基本の白、黒、グレーはもちろんのこと、写真のプレミアムルマンブルー(特別塗装色)をはじめ、黄色や赤も用意される。下取りのことなど考えず、ここは是非思い切った塗色で新型のフェアレディZを楽しみたいところだ。

先代に比べてインテリアは、エクステリア以上に洗練度を増した。プラスチッキーな印象を拭えなかった先代に比べると、色味や質感を統一した新型Z は1ランク以上のステップアップを果たしている。計器類や各部のスイッチの配置など、”スポーツカーの内装”をよく研究してつくられたことが分かる。

日産 フェアレディ Z 4つのポイント

1. ライバルは、ドイツの”あの”クルマ！
2. ライトが織り成す表情
3. 新型のキーワードは”ジャンプ”
4. ドライバーの走る気持ちを高めたい

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