日産自動車は1日、6代目となる新型フェアレディZを発表した。この新型フェアレディZは11月19日のロサンゼルスオートショーで一足先に先行披露を行い、たちまち高い注目を集める存在となった。
1969年にデビューした初代S30型から来年で40年目を迎えるフェアレディZ。時代を超え、幾度もその華麗な姿を変身させてきたフェアレディZは、これまでにグローバルで約170万台も販売してきた実績あるクルマだ。一方、先代のフェアレディZは同じくグローバルで24万5千台の販売に成功し、世界中に改めてZの存在を知らしめ、確固たる地位を築いた。
日本のスポーツカー需要は年々減少傾向を辿り、現在では年間2万台前後という販売台数をとどめるのがやっとという状況である。そんな中、フェアレディZは、セグメント中20%という数字をマークし、今も多くのファンを抱える“日本のスポーツカー”の代表として君臨しているのである。
発表会のオープニングで、日産自動車COOの志賀俊之氏は「これは日産の宝であり、同時に日本の誇りである。」とスピーチし、日産がこのクルマに懸ける熱い想いを我々に訴えかけた。
この新型フェアレディZの、日本での月販目標台数は500台。今後は来年1月より北米での販売を皮切りに、世界120ヶ国で順次投入展開していく予定だという。
もう一度“スポーツカー”という存在を再認識されられる、そんな純粋にカッコイイと思えるクルマが再び我々の目の前に現れた。
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