スズキ スプラッシュ 新型車解説
スイフト譲りの走りと、充実の安全装備
スプラッシュのエンジンは、1.2L(最高出力88ps / 最大トルク11.9kg・m)の1タイプのみの搭載だ。このエンジン、実はスズキの世界戦略車であるスイフトと同じ型式を採用している。トランスミッションもスイフト譲りのCVTを搭載しているため、前輪駆動のFFと相まって、軽快な街乗りに適しているのもスプラッシュの魅力のひとつといえる。 燃費も(10・15モード)18.6km/Lとし、何不自由ない数値だ。
プラットフォームもヨーロッパで高い評価を得ているスイフトベースのものを採用。ほかにもサスペンションや、ブレーキ、ステアリング反応といった範囲は、オペルの技術を用いて、スプラッシュに最適なチューニングを施している。また、いたる所に遮音材を多く設置しており、室内に伝わる騒音が従来車よりもかなり低減されるという。
そして安全面に関しては、フロントシートSRSエアバック及び、SRSサイドエアバック、SRSカーテンエアバックの6つのエアバックを標準で採用している。また衝突時の衝撃吸収をしてくれる軽量衝撃吸収ボディ“TECT(テクト)”の採用や、ユーロNCAPの3スターを獲得した歩行者保護性能を完備。さらに、プリテンショナー及びフォースリミッター機構付フロントシートベルトと、リア全席にヘッドレスト&3点式シートベルトをこちらも標準で装備している。
ズバリ!クルマとして“走り”を支持するのはもちろんだが、安全に対して怠らないこの装備面だけでも、スプラッシュをチョイスする価値は充分あると個人的には思う。
“スプラッシュ”元気いっぱいに新鮮な毎日を送る女性に、是非乗ってもらいたい。