スズキ スプラッシュ 新型車解説
見た目もかわいい欧州テイストのデザイン
スプラッシュの開発コンセプトは「ワールドワイド・トールコンパクト」。運転しやすく、尚且つ居心地の良い居住性を持った“フレンドリーなクルマ”というのが狙いだ。ちなみに、スプラッシュのメインターゲットユーザーは、20〜40代の女性としている。
それではスプラッシュのデザインから見て見よう。デザインの特徴は、「ヨーロッパ生まれのデザイン」というのがポイントとなる。
ヨーロッパの老舗メーカー“オペル”のデザインスタディも取り入れたというだけあり、エクステリアはさすが欧州流に綺麗にまとめられているといった印象。まず四輪のフェンダーカバーが大きく張り出しており、安定感ある力強さを表現。また空力にも配慮したアーチ上のフォルムが手頃なサイズ感を与えてくれて、街中での取り回しも断然良さそうである。
ボディサイズは全長3,715mm×全幅1,680mm×全高1,590mmと、感覚としては丁度トヨタのパッソと同等のサイズだ。
さらにディテール部分で特徴的なのは、マルチリフレクターハロゲンヘッドランプを採用した大きなフロントランプと、後続車からの視認性も良い縦長のリアコンビランプだ。フロント及びリアランプは、スプラッシュ・デザインの要となる部分。全体のボリューム感と上手くマッチングさせたランプの大きさは、コンパクトカーに共通して垣間見られる“相棒”や“愛くるしい”といった感覚のヨーロッパ流の表現と言える。どことなくオペルのヴィータをもイメージさせたのはきっとこれが原因だろう。ちなみにリアのストップランプは、ルーフからのリアエンド部分にも装備されている。
その他では、足元はドイツ コンチネンタル社製によるスプラッシュ専用タイヤに、8本スポーク15インチのアルミホイールを装着している点や、熱線吸収グリーンガラス、UVカット機能つきスモークガラスをリア及びバックドアに採用するなど、このクラスにおいてはかなり質の高さを感じさせてくれる内容だ。