新型BMW X3:ディーゼルエンジンがエンジン・ラインナップの頂点に
新型X3には、BMWとして初めて、ディーゼルユニットが性能面においてエンジン・ラインナップの頂点に位置づけられた。可変ツインターボ(VTT)テクノロジーが組み込まれた新開発の3.0リッター直列6気筒ディーゼル・ユニットがBMW
X3 3.0sdに搭載される。210kW(286ps)を発生するこの新型ユニットは、低速域では小型のターボチャージャーによる過給が行われ、続いて出力が高まるにつれ大型のターボ・チャージャーによる過給が加わる。これによりアイドリング回転数のすぐ上から過給効果が発揮される。580Nmの最大トルクは1,750rpm〜2,250rpmの間で発生し、最高出力は4,400rpmという高回転で発生。静止状態から6.6秒で100km/hに達し、最高速度は240km/h。さらに経済性も考慮され、EUサイクルにおける平均燃費は100km走行あたり8.7リッター。EU-4排気ガス規制もクリアする。 |