トヨタのフラッグシップミニバンであるアルファードのモデルチェンジに際し、販売店違いの姉妹車として、ヴェルファイアという新しい車名を与えられたニューモデルが登場した。ちょうど弟分のヴォクシーとノアのような関係である。エクステリアは「力強さ」「先進性」を追求。エアロ系の「Z」グレードもラインアップする。
従来よりも低めとされたフロアにより、全高を低く抑えるとともに、2列目のエグゼクティブパワーシートなど、「究極のおもてなし」を追求している。
エルグランドは2002年5月に登場。人気のハイウェイスターを事実上のラインアップの中枢に据えつつ、時折、装備や仕様を充実した特別仕様車をリリースしている。
2007年10月の一部改良で、内外装、インパネや装備を変更。取材車両は、「レッドレザープレミアムセレクション」という特別仕様車である。
なお、同一部改良を機に、エンジン排気量を表す「250」「350」がグレード名の前に追加された。
エリシオンは、オデッセイの上で、ラグレイトに代わるホンダのフラッグシップミニバンとして2004年に発売。そして2006年12月、レジェンドゆずりの3.5L V6エンジンをはじめ、強化サスペンションや18インチホイール、7人乗り仕様、高級感ある内外装を与えた「プレステージ」を追加した。
興味を持っている人も非常に多いであろう、3大メーカーが誇るフラッグシップミニバン界において、新生ヴェルファイアはどう位置づけられるかを念頭に比較していこう。今回はとくに、各車のエアロ系グレードを持ち込んだ。 |