2003年5月にフルモデルチェンジが実施され、4代目に進化したレガシィ。歴代初めて3ナンバーボディを得たほか、徹底的な軽量化や空力性能の向上などに大いに力を注いで開発されたという。同年の日本カー・オブ・ザ・イヤーでスバル車として初めて大賞を受賞したことも記憶に新しい。
そして今回、4代目レガシィがビッグマイナーチェンジを迎えた。スバルでは、このように非常に大掛かりな内容のマイナーチェンジをモデルライフのちょうど中間あたりに行なうことが定例となっている。レガシィにおいては今回がまさにそのタイミング。これまで培ってきた世界をさらに昇華させて登場した。
内外装は意匠変更され、より各モデルのキャラクターが明快になった。
機構面での改良部位は、エンジン、トランスミッション、シャシー、ボディにおよび、クルマの基本性能の向上が図られた。 また、2Lターボ車および3L車に「SI-DRIVE(エスアイ-ドライブ)」を採用したことが最大のニュースである。これは、エンジンを制御するECUおよびAT車のシフトスケジュールを制御するTCUに、3つのモード「Intelligent(I/インテリジェント)」、「Sport(S/スポーツ)」、「Sport♯(S#)/スポーツシャープ」を設定。これを任意に切り替えることで、1台のクルマに3つの異なる走行性能を楽しめるという新機構である。 |