BMW3シリーズやメルセデスCクラスのエントリーモデルが買える、約500万円というプライスタグ。その出費を覚悟すれば、少し目の付けどころを変えると、ほかにも一味違う魅力的な選択肢がいくつもあることに気付く。
今回は、500万円という出費で、いかなる優越感・満足感を手に入れられるかを考えたいと思う。
シトロエンのアッパーミドルセダンであるC5は、2008年9月より2代目モデルが日本導入されている。「独自のハイドラクティヴ・サスペンションをはじめ、移動空間としてのクルマの基本性能を真面目に追求した、ヨーロッパ車ならではのセダン作りが評価された」とのことで、2008-2009インポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
フォルクスワーゲン(以下VW)・パサートCCは、2008年11月、日本におけるVWのフラッグシップカーとして発売された。「CC」はコンフォート・クーペを意味する。プラットフォームや基本コンポーネンツはパサートから譲り受けつつ、CCとして相応しく内外装に特別な仕立てがなされている。
アルファ159は、2006年2月より日本導入されている、アルファロメオの主力モデル。当初は2.2JTSの左ハン&MTのみという設定だったが、右ハン、3.2L V6、2.2セレスピード、3.2Qトロニック、そして、今回取り上げたTIシリーズなど、バリエーションの拡大が図られている。
3モデルそれぞれの個性・魅力をお伝えしたい。
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