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三菱 ギャランフォルティス スポーツバック 新型車解説

三菱 ギャランフォルティス スポーツバック 新型車解説

三菱車、初採用の機能とは

ギャランフォルティス スポーツバック パドルシフト
さて動力面については、SPORTとTOURINGに2Lの直列4気筒MIVECエンジン(154ps/20.2kg・m)を搭載し、駆動は2WD(FF)単体の他に、2WD、4WDオート、4WDロックの3つの駆動モードに切り替えることができる"電子制御4WD"を設定する。そしてRALLIARTには同じく2LのMIVECインタークーラーターボエンジン(240ps/35.0kg・m)を搭載。駆動方式は前後輪間の差動制限を電子制御して、4輪に適切な駆動力を配分するACDトランスファー付きの"フルタイム4WD"を採用している。駆動に関してはアクティブ・スタビリティ・コントロール(ASC)をRALLIARTには標準装備しており、SPORTとTOURINGにはメーカーオプションとして用意されている。

一方トランスミッションはSPORTとTOURINGに6速スポーツモード付CVTを、そしてRALLIARTにはランサーエボリューションXから好評を博しているツインクラッチSSTが搭載される。また全グレードにマグネシウム合金を用いたパドルシフトを標準装備。こちらはシフトギアがDレンジ(オートマモード)にあっても、このパドルシフトを操作することによりマニュアルモードに切り替えることができる。さらに今度は2秒以上パドルシフトを引き続けることで、オートマモードのDレンジに復帰することも可能となっている。こんな利便性が増した点もユーザーにとっては実に嬉しいものだ。

さらに安全面に関してもお伝えしておくと、後続車へ緊急時にハザードランプを通常の2倍のスピードで点滅させて、緊急性をアピールする"緊急制動信号システム(ESS)"を三菱車で初めて採用した点も評価できるポイントだ。

ところで先に述べたツインクラッチSSTは、次世代のトランスミッションとして注目を集めている奥の深い変速システムだけに、RALLIARTの馬力とトルクを組み合わせれば、さらに走りにも大きな期待が持てることは言うまでもない。こちらの性能については試乗会でその様子をお届けしたいと思うので、乞うご期待。

ギャラン・フォルティスは、これでセダンとハッチバックの2タイプのモデルを市場へ投入したことになる。日本人の目にこの新生ハッチバック車はどのように映るのか。日本の自動車市場を変えるカテゴリーと成りうるのか。正直なところ非常に楽しみである。
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三菱 ギャランフォルティス 4つのポイント

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