新型オデッセイ 徹底解説
強烈な個性を放つスタイリング
4代目としてデビューした新型オデッセイは、ズバリ! スタイルと走りを追求して創られたモデル。コンセプトに“速・美・快”という3文字を掲げ、数値やスペックにとらわれずに、使う人の感覚を優先して開発されたクルマだ。新型オデッセイのデザインは、ひとことで言えば“未来を感じさせるスタイリング”。そもそもこの手のデザインはホンダのオハコといえるものだが、加えて新型オデッセイはSF映画好きのデザイナーのアイデアも多く採用されているというから納得。
エクステリアのキーワードは「官能と強さを求めたデザイン」。先代のフロントマスクよりも大きなメッキグリルを施したことにより、一段とワイルドな表情を覗かせ、全体的にボリューム感を放つ顔つきとなっている。
サイドビューは先代の雰囲気を残しつつも、キャラクターラインを微妙に変更させたことで、どことなく威圧感を与える鋭いスタイリングとなった。一方ルーフラインが伸びやかなラインアーチを描いている為、全体的にゆったりとした流れるフォルムを魅せる。その為、若干大きくなったという印象を受けつつも、スマートさも併せ持つスタイルとなった。リアビューに関しては、先代の左右つながったリアランプから、左右独立した大きなリアランプへと変更されている。実にバランスの取れた“どっしり”としたデザインだ。
その他のエクステリアの注目ポイントは、軽快さと高級感をアピールするデザインを施した16インチアルミホイールの装備。さらに細かい点では、フロントワイパーには、車速連動間欠式ワイパーを装備するなど、見た目とクオリティの向上が計られており、このクルマへの意気込みを感じる。