車載据え置きタイプのナビのリリースを止め、いったんはカーナビ市場から離れたように見えたソニー。そのソニーがカーナビ市場に再参入したモデルが、この「nav-u
NV-U1」だ。マスコットネームとして添えられた「nav-u」は“ナブ・ユー”と読む。
外観上でもっとも目をひくのが、そのボディ形状。カードタイプのスクエアなボディを持つコンパクトナビが多いなか、この「ナブ・ユー」はちょっと前のブラウン管式フラットテレビのような形状となのだ。そのボディには、高感度GPSと加速度センサーを組み合わせ、GPS信号の安定受信が困難なビルの谷間やトンネルでも、自車位置を高精度で測位できる「POSITION
plus」を搭載。一般のコンパクトナビを上回る測位性能を実現した。
地図データを収録する内蔵フラッシュメモリは512MBと、やや小さめ。しかし同梱の全国の地域詳細版地図、ピンポイント住所検索データを収録したDVD-ROMから必要なデータをコピーして使うことで、スペック上の容量以上の使い勝手を実現している。またメモリースティックPROデュオに検索データをコピーし、本体の拡張スロットに挿入して検索データを拡張することも可能だ。
タッチパネルによるオペレーションは、通常のボタンのほか、ソニー独自の「ジェスチャーコマンド」に対応。画面に記号を書くように指を動かすことで、設定した縮尺への変更や自宅へのルート探索などがワンタッチでできる。
本体には、6時間駆動可能なリチウムイオン電池も搭載。VICSビーコンユニットの追加で渋滞回避ルート探索も可能となるなど、その多機能ぶりが魅力だ。 |