新型デミオ:新開発 自然吸気MZR1.3L「ミラーサイクル」エンジン
新開発の自然吸気MZR1.3L「ミラーサイクル」エンジンを搭載したモデル、13C-Vをラインアップ。ミラーサイクルに加え、エンジンとCVT(自動無段変速機)の協調制御により、クラストップレベルの10・15モード燃費23.0km/Lを発揮する優れた燃費性能と、スムーズな走行フィールを実現している。
【ミラーサイクルとは】
熱効率を高めて燃費を向上させるには、吸入した混合気を爆発させてより大きく膨張させる、すなわち膨張比を大きくすればよいのだが、一般的なエンジンでは膨張比=圧縮比のため、膨張比を大きくすれば圧縮比も大きくなる。しかし、圧縮比を大きくすると異常燃焼(ノッキング)が発生する。つまり、圧縮比を小さく抑えながら膨張比だけを大きくできれば、高い熱効率が得られることになる。この難問を解決するのが、「ミラーサイクル」エンジン。吸気バルブの閉じるタイミングを遅くし、圧縮行程の途中から圧縮が始まるようにし、実際の圧縮比を抑えることで、圧縮比<膨張比を可能にしている。
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