ダッジ JC 試乗レポート
Text:石川 真禧照 Photo:柴田 康年(編集部)
アメリカらしい“遊びアイデア”満載の一台
ダッジは1914年にアメリカで創設されたブランド。現在はクライスラーの傘下だ。輸出にも積極的で、クライスラーグループ内でもトップブランドになっている。日本へは長い間、輸入が途絶えていたが2007年に再開され、40代以下の若い世代に支持されている。スポーツセダンのチャージャーやアベンジャー、SUVのナイトロ、5ドアのキャリバーを販売しているが、今回、3列シートのスポーティミニバン、JCを投入した。
日本へ進出してからのダッジは昨年7月までは前年比プラスだったが、年間では11.9%の減少。それでも他の輸入車ブランドよりも落ち込みは少ない。
JCの特徴はセダンベースの足回りによるスポーティな走りと、室内スペース。とくにシートや床面のアレンジは、日本メーカーのミニバンを上回っている部分も多い。クルマを使っての遊びが得意なアメリカらしいアイデアがつまっている。