ミニ John Cooper Works 試乗レポート
ベースは”クーパーS” しかし…!!
ターボチャージャー付きのカタログモデル『クーパーS』をベースとしながらも、さらに高度な走りの性能を追求したのがこのJCW(ジョン・クーパー・ワークス)。リファインの項目は多岐に渡るものの、まずは徹底をしたエンジンのパフォーマンス・アップに触れないわけには行かない。1.6リッターのターボ付き直噴4気筒エンジン、という基本スペックはクーパーSのそれと同様。が、強化型ピストンに専用のシリンダーヘッド、軽量クランクシャフトに特殊素材を使った吸気バルブの採用等々と、実に細かな部分にも専用のチューニングが施されている。クーパーSの0.9barから1.3barへと高められた最大過給圧により、最高出力は211psを達成。これは、クーパーSの実に36ps増しというデータになる。
そんな“強心臓”が発した出力を受け止める足回りも、当然ながら強化された専用アイテム。こちらは、ミニが標榜する『ゴーカート・フィーリング』を、さらに明確にアピールしようという戦略だ。