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フォルクスワーゲン パサートヴァリアントR36 試乗レポート

フォルクスワーゲン パサートヴァリアントR36 インパネ周辺

DSGの巧みなシステムを使いこなす

フォルクスワーゲン パサートヴァリアントR36 アダプティブシャシーコントロール
同じ2ペダルでもトルコンATと違いDSGはトルクコンバーターを持っていないのでスタートで段差などがあるとアクセルコントロールにちょっと神経を使う時がある。しかし、大排気量でトルクの大きなVR36では殆ど気を使うことなくスタートでき、しかも変速も極めてスムースで、ツインクラッチに一日の長があるVWらしい完成度の高さだ。また、定番のパドルシフトを持っており、自らギアを選択することも自動に任せてもOKだ。ちなみにマニュアル操作よりも機械任せのDレンジの方がスムースで素早い。マニュアルをもっとも使うのは下り坂などでのエンジンブレーキを必要とするときだろう。

サスペンションは前/ストラット、後/4リンクと比較的オーソドックスだが、VR36にはアダプティブシャシーコントロール(DCC)を取り入れている。これは電子制御によるダンパーコントロールで、センサーやステアリング、ブレーキなどの情報をもとに最適の減衰力を提供する。NORMALのほかにCOMFORTとSPORTが選べ、それぞれ明確に違いがある。COMFORTでは路面段差を軽くいなす代わりに僅かにピッチングがある。逆にSPORTでは突き上げがきつくなるものの、ロールは押さえられてハンドル操舵力も重くなるので安定性が増す。通常はNORMALで十分に快適でハンドリングも良い。
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フォルクスワーゲン パサートヴァリアントR36の4つのポイント

フォルクスワーゲン パサートヴァリアントR36 自動車カタログ
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