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マツダ RX-8 試乗レポート

同セグメントの脅威となりうるのか RSの期待以上の走りとは

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RX-8 RS ロータリーエンジンRENESIS
▲RX-8 RS ロータリーエンジンRENESIS
RX-8 RS RS専用19インチ鍛造アルミホイール
▲RX-8 RS RS専用19インチ鍛造アルミホイール
  さて新設となったタイプRSだが、足回りにはビルシュタインダンパーや鍛造アルミホイールなどが装備されており、さらにアグレッシブな専用エアロパーツも装着されている。

 新しい13B-RENESISエンジンは、自然吸気エンジンの気持ち良さと、ロータリーエンジン特有のモーターのような滑らかさを特徴としているが、マイナーチェンジで滑らかさに、さらに磨きが掛かったようだ。もともとこのエンジンは軽量フライホイールの効果もあって、歴代ロータリーの中では群を抜いてレスポンスがよかったが、シャープになって更にスポーツカーユニットに相応しくなった。

 トルクはレシプロに比べるとフラットで、レッドゾーンが始まる8500回転まできれいに回る。従来ユニットよりもピーキーさが薄れ、実際に使える回転領域が広がっている。

 サスペンションはビルシュタインダンパー特有のコツコツと路面を拾うが、減衰力は妥当。ハンドリング面でもアシがバタつかず収まりは良い。従来車よりも、ややロールが大きくなっているが、応答性やライントレース性に優れている。ダンパーの減衰がしっかりしているので、コーナーのアプローチでも前のめりになる姿勢はよく規制されている。絶対グリップも比較的高く設定されているが、限界点は掴みやすく、ハードドライブでドライバーとの一体感がある。この部分では17インチタイヤを履くタイプSはロールが大きく、特に大きな路面の凹凸や高速コーナリングではもう少し抑えが欲しい。ただし乗り心地は非常に滑らかで、到底スポーツカーとは思えないほどである。

RX-8 RS 試乗 RX-8 RS インテリア RX-8 RS ローター型シフトノブ RX-8 RS フロントシート RX-8 RS フリースタイルドア

 ハンドルを切った時のステアリングフィールも滑らかで、スッキリした味を出している。操舵力は軽めだが、軽すぎることはなく、スポーツカーのヒラリ感を演出するのに一役かっている。6速MTはカチリとして軽く入る。マニュアルシフトの楽しみはアナログスポーツカーの楽しみの一つだと思うが、この点に関してはロードスターを持つマツダはさすがに手馴れている。気持ちの良いトランスミッションである。ちなみにタイプRSのレカロ製バケットはホールドは良いが、シフトの際にサイドサポートがちょっと邪魔になる。
 
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【1】マツダ RX-8 / 【2】ロータリーエンジン・エクステリア・インテリア /
【3】RSの走り / 【4】RX-8の進化

マツダ RX-8
マツダ RX-8 新車価格:260万円〜315万円
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