eKワゴン:電動スライドドア
新型eKワゴンは、ボンネット型軽乗用車で初めて、後席左側に電動スライドドアを採用。しかも、ボディ外版にスライドレールがないインナーレール式を採用。外観のイメージを損なうことなく、スライドドアを実現した。
電動スライドドアの開口幅は、実開口幅で約530mmを確保。開口部高さでは約1,005mm、地面から上部開口部までの高さ(上部開口地上高)では、約1,390mmを実現しており、身長約175cmの大人でもラクに乗り降りできる寸法となっている。また、サイドシル地上高は、幼児、お年寄りが乗り降りに容易な約380mmという高さに抑え、さらにつかみやすい大型乗降グリップをセンターピラーに装備している。
ドア全開時には、後ろに何か障害物があったときなどのことを考え、ドア後端が車体の最後端より出ない設定となっている。
安全性の面でも、細かな配慮が図られる。まずは半ドアから引き込むスライドドアイージスローザー機能を装備。半ドアの心配がない。さらに、挟み込み防止機構として、閉作動時には、ドア前端のタッチセンサーで挟み込みを検知する。モーターの回転数低下でも挟み込み検知を行うので、開閉作動どちらの場合も安全性の確保がなされている。
給油口がスライドドアと同じ左側についているため、給油時(給油口ドアオープン時)はフェーエルフィラードアセンサーが電動操作を禁止する。手動作動時は、機械式のスライドドアストッパーで、給油口と当たらない位置でドアが止まる。また、スライドドア開時に、給油ドアが開いてしまっても、引っ掛からずにスライドドアを締められる設計となっている。
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