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ML350のインテリアの雰囲気は、エクステリアから受ける印象を印象を反復させるカタチでやはり少々ピジネスライクなもの。ブラック基調の中にメルセデスらしい木目パネルを配した厚み感の強いダッシュボードのデザインは、昨今登場するSUVたちのそれの中にあっては明らかに“男の仕事場”的なイメージが強いと言える。外観同様に“道具感”が強いというのが、まずはこのクルマのインテリアの第一印象と言える。
実際、いわゆるSUVたちとカテゴライズされるクルマたちの中で、Mクラスというモデルはオフローダー的なキャラクターをかなり強く発散する一台だ。ラフロードを激しく走っても頭上を気にする事のない背の高いボディもそれを物語っているし、X3やXC90が持たない副変速機を備える点にもそうした意図を読み取れる。何事にも妥協を許さないメルセデスのクルマづくりの姿勢がそのまま反映されたのが、このクルマのインテリアのデザイン・イメージと言って良いかも知れない。スマートさには少々欠けるが機能最優先でデザインされたのがこのクルマのインテリアという事だ。
メルセデス各車と同様の流儀でデザインされた視覚系や操作系は、実際確かに扱いやすい。例えばSクラスやEクラスなどから初めて乗り換えてもまるで何年も前から付き合っているかのように扱えてしまいそうというのも、いかにもメルセデスらしいデザインと言えるのではないだろうか。
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メルセデスらしい木目パネルを配した厚み感の強いダッシュボード
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後席は、左右のシートをそれぞれ前方に80mmスライドし、・・・ |
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