トヨタ エスティマハイブリッド 試乗レポート
かつてなかったカーライフをもたらす可能性は大
メーターもHV専用となっている。中でも、回収状況や、走行、空調、電気のどこに電力が消費されているかがひとめでわかるエネルギーメーターを見るのは、けっこう面白い。また、EVモードのままでもけっこうな距離を走ることができるので、住宅地の深夜早朝のちょっとした移動にも重宝する。動きも非常にスムーズだ。
価格は、たとえば4WDで最廉価の2.4Lの「X」グレードの8人乗りが295万円であるのに対し、HVの同グレードでは376万円と、約80万円も高価となっている。完全な比較は難しいが、グレードにより80〜120万円の価格差があると思っていい。この金額を、いくらなんでも燃費=ガス代でモトを取ろうという発想は適切ではないだろう。
そうではなく、このクルマが半分電気自動車のようなHVミニバンであり、さらには1,500Wまで使えるAC電源を備える点など、そのあたりに目を向けるべき。かつてなかったカーライフをもたらす可能性を多分に秘めたクルマなのだ。そこに差額を払う価値は十分にあると思う。今回、マイナーチェンジしたエスティマHVに触れて、あらためてそう感じた次第である。
エスティマハイブリッドの4つのポイント
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