レクサス IS350 試乗レポート
ドイツ勢の後追いに終止符を打つ
ISは国産セダンからの乗り換えも多いそうで、そういったユーザーからは、日本車らしい安楽さを求める声が多かったという。ヨーロピアンデザインとジャパニーズホスピタリティの融合を望んでいるのだ。新型のバージョンLはその声に応えたものだろう。個人的にこの方向性は正しいと思う。たしかにこのクラスはドイツ勢が先輩格だが、それらの後追いをしていては二番煎じのまま終わってしまう。それよりもクラスで唯一のジャパンプレミアムとして、独自の存在感を出したほうがいい。
最初は迷いも見えたISだが、3年目にしてようやく進むべき道を見つけることができたようだ。