ホンダ ライフ 新型車解説
有効パッケージと、うれしい燃費の向上
室内は大人4人がゆったり座れる空間が備わる。先代よりも室内高は+30mm、そしてフロントシートとリアシートの距離は+85mmと拡大が図られ、頭上とリアシートの足元空間が十分確保できているのだ。頭上が高くなったことでリアウィンドウを大型化でき、さらにクォーターピラーも細くした結果、後方視界の向上にも寄与している。
また荷室スペースも十分確保できており、ベビーカーも、大人4名が乗車した際にもきちんと積載できるというありがたさだ。
一方、新型ライフのエンジンは、NAエンジン(最高出力52ps/最大トルク6.1kg・m)とターボエンジン(最高出力64ps/最大トルク9.5kg・m)の2種を用意。グレード別では、CとGにはNAエンジンのみの設定で、パステルとディーバには、NAエンジンとターボエンジンの2種類が設定される。トランスミッションは全グレード4速オートマチックを採用している。
燃費も先代よりも約20〜30kgの車体の軽量化に伴い、20.0km/Lから21.0km/L(NAエンジン)、18.2km/Lから19.6km/L(ターボエンジン)へと向上している。車体はただ単に軽くしたのではなく、フロントとリアの開口四隅の補強により、ボディ剛性を高め、衝突時の安全性能も一段と向上している。
女性を中心とした多くの人たちが使うことを意識して造られた新型ライフは、まさに女性が喜ぶツボをしっかりと抑えた一台だ。ホンダがこだわり続ける軽への熱い想いを、皆さん改めてチェックしてみてはいかがだろうか。